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追うぞ! 千夜千冊120夜 『明治の東京』 馬場孤蝶
今宵はいまいち千夜千冊の意味がわからない。そもそも馬場孤蝶(ばばこちょう)って誰なのか。1869年(明治2年)に生れて1940年(昭和15年)に亡くなった(享年70歳)文化人?

松岡正剛の馬場孤蝶の紹介のところを少しだけ引用する。
「馬場孤蝶は明治2年の高知の生まれで、兄貴が馬場辰猪である。東京には明治11年に上京していて、神田の共立学校、のちの開成中学で英語を学んだ。そこで兄貴がフィラデルフィアで客死して、孤蝶は明治学院に入り、島崎藤村や戸川秋骨と同級になった。このころすでに寄席通いをはじめている。卒業後は「文学界」の同人になって樋口一葉や斎藤緑雨と親しくした。明治39年からは慶応義塾大学で教えているから、ここで弟子筋にあたる西脇順三郎らが交じっていったのだろう」

本著タイトルにあるように、著者が明治の東京のあれこれを綴っているものだ。それだけでしかない。

どうして松岡正剛さんは本著を選本したのかと云うと、
「谷崎精二の『東京新繁盛記』のように、読んだわけではない。古い東京を懐かしんで、読んだのでもない。それなら永井荷風や葛西善蔵でよい。あるいは最近なら杉浦日向子の漫画ルポなどでもよい。そうではなくて、本書の後半に数珠つなぎに出てくる寄席話や義太夫話が読みたくて、読んだ」とある。

たしかにラスト4章は、義太夫の話、落語、寄席の女、講釈と続いている。義太夫を聴くと表現するのか。当時の落語家の面々を知った(例えば円右)。寄席を楽しむ女の生活も垣間みられた。講釈というのは事件の荒筋だけを話す芸なのか。
[2014/02/01 19:28] | 追うぞ! 千夜千冊 | コメント(0) | page top
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