FC2ブログ
物語5

5.ライフ

神経指令で、異物が、自分たち血球が好物だと知ったので逆手にとってやるつもりだ。かつてバクテリオが収集していた特殊なウィルス抗体を使うことに決めた。

封鎖した格納庫を空け、その前で皆と共にウィルス抗体を身体に注入して仮死状態となってみせた。異物は予想通りに反応したようだ。いま自分たちを食い千切っている。

うっすらとしか記憶がない。でもわかる。異物はしばらくして苦しみ始めたようだ。動きが止まった。増殖の止んだ異物から新しい生命を持つヘモグロビンが生まれた。そこには魂が宿っていた。ヘグリーの記憶が徐々に蘇ってきた。尊い生命は守られるべきだ。

どのような未知のカルパインに遭遇しようとも、生命は永遠だ。ヘグリーの魂は誓いを新たにした。
[2009/12/27 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
<<好色一代女 | ホーム | 物語4>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |