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物語3

3.エビル

「なんてことなの! 船長、非常事態だわ」ヘグリーは叫んだ。バクテリオにはさっき搬入した老廃物は何なのかと問い詰めた。「死滅した細菌のようでしたし見た感じ美しい形をしてました。早く標本室に置きたいです」バクテリオがそう答えるのを聞き、本当に血小板であるのか不信を感じた。

セキガもショックを受けたようだ。しばらく部屋で対策を練ると言い残しその場から去った。ヘグリーの苛立ちは頂点に達していた。翌朝未明セキガが殺されているのが発見された。アンの時と同様に身体が食い千切られていた。それを見たヘグリーは自ら船の指揮を執るしかないと悟った。エリスロサイト号は常に骨髄から神経指令を受け航行している。船長室に神経指令パネルがありへグリーはそれを覗き込むと驚くべきことが書かれてあった。心臓が震え上がった。

神経指令XNO.0055
細胞S-2793基地で老廃物セルを積み入れその異物を脾臓まで運べ。ただし異物(コードネームはカルバイン)は危険物取り扱いとなる。エリスロサイト号には特殊ウィルスをバクテリオという名で忍ばせてある。バクデリオに対処させよ。なお異物の好物は血球であるため船員が異物の餌食になってもやむを得ない。

「見たな!」後ろからいきなりバクテリオが襲い掛かってきた。ヘグリーが悲鳴を上げた。ボリーとロンバートが駆けつけてくれた。そしてバクテリオをこん棒で粉々に叩きのめしてくれた。
[2009/12/25 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
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