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川上未映子
川上未映子(本名は三枝子)は今日(8月29日)が誕生日らしい。35歳になると言う。昨日の舞台で本人がそのように話していた。誕生日おめでとう! と彼女に言うと、死ぬのに一年近くなっているのに何がおめでとうやの? と言われるそうだ(笑)。なんで人は生きてるんやろうか。なんで人は死ぬんやろうか。小さい頃からそんなことをよく考えていたと言う。

この子は言葉というものをほんとに良く知っている。小説を書き始めたのは30歳近くになってかららしいから、まだ最近のことのようだ。私の身立ては、彼女はきっと言葉に目覚めたのだろうというものだ。

あらゆる概念や観念に名がついている。それが言葉である。人間は言葉を持つから概念や観念を認識できる。語彙を持たぬ者は、いくら身体感覚で刻まれていようとも意味を認識できない。そのことを川上未映子は十二分に承知している。感性で掴んでいる。

代表作である『わたくし率 イン 歯ー、または世界』『乳と卵』『ヘヴン』にはすでに目を通した。昨夜は『すべて真夜中の恋人たち』(群像9月号所収)も読んだ。言葉が活き活きしている。彼女は常に自我を見つめているのだとも思う。この感性に魅せられる。

私はミュージシャンや女優の川上未映子をまだ知らないので、これから作品と出逢えることも楽しみにしている。

こんなに才能のある子はめったに出現しないと思う。大阪市城東区出身の大阪人ネイティブで、大阪人の瞬時に事の本質を掴む力や、時間経過とともに事がどう展開していくのかを洞察する力をうまく説明する。また自ら披露してくれる。同郷者としては、この子が存在し活躍してくれていることを誇りに思う。

川上未映子、未だその才能は発展途上だ。彼女が彼女を極めていくのを見守りたい。そういう意味で、私は川上未映子の大ファンである。
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[2011/08/29 00:14] | 未分類 | コメント(0) | page top
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