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キャリア運勢論の全体観
キャリア運勢論という言葉を創りましたのは、他ならぬこの私なのですが、ある事情がありまして、いままさに生命を宿しそうなキャリア運勢論にどのように向きあったらよいのか悩んでいます。

もともとの着想を思い起こしますと、ある方との対話から生まれました。ビジネスパーソンのキャリア開発に運勢がかなり影響しているにも関わらず、どうして今のキャリア開発論は人の運勢というものを考えないのだろうか。そのような疑問からです。その後、そのある方には距離を置かれていまして、やがてキャリア運勢論を先導していただきたいと本心から願っているのですが、残念ながら今は意志疎通ができない状態です。

私は、温故知新の力がオリジナルだと考えています。これまでこの世の中にはないアイデア(象徴的な書き方をしますと、例えば太陽を西から昇らせ東に沈ませる方法とか)を創るなんてことは我々凡人のなせる技ではないと思います。ひたすらに古(いにしえ)の叡智に学び、そこから大事を汲み取り、そして現代に活きる知恵としてその活用を創造する。この温故知新の力がオリジナルだと言いたいのです。

さて、キャリア運勢論の全体観です。二部構成をとります。いま公表しますのは、本日現在の私の構想段階のものです。理念にご賛同いただける同志の皆さまとよく議論してゆきたいと思っています。キャリア運勢論は進化途上にあります。

第一部 総論
キャリア運勢論の理念は、キャリア開発に勢力を備え幸福な人生(職歴ではないということが大切です)を創ることにあります。運命に良いも悪いもありません。大事なことは運命に勢力が備わっているかということです。勢力の本質は教養であると説きます。

第二部 各論
1.縁起論
縁起とは因縁生起(いんねんしょうき)の略ですが、この世における一切の現象・存在は、全て因(直接原因)と縁(間接原因・条件)の二つの原因が、それぞれ関わり合って構成されているとされます。このとき見落とされ易いのが縁です。感謝と利他の心得をもって縁を大事にする方法を説きます。

2.自己論
アリストテレス哲学が発生と言われていますが、エネルゲイアとキーネーシスの概念を用います。エネルゲイアとは「私が私としてあり続けるための能力拡張行動」であり、キーネーシスは「目的達成行動」です。この二つの関係は、コンピューターで例えますと、オペレーティングシステム(OS)に相当するのがエネルゲイアで、そのうえに乗り動くアプリケーションに相当するのがキーネーシスです。殊に現代人が喪失している又は弱体化させているエネルゲイアの回復方法を説きます。

3.岐路論
キャリアとは岐路に立ち下す意思決定の結果にあらわれる職業歴の総体と定義します。核心は岐路に立ったとき何を基準に選択肢を選ぶのかという問いです。それは美しさです。価値観を概念からつかもうとするこれまでのキャリア開発論へのアンチテーゼとして、美という観念から意思決定を導く方法を説きます。

4.場所論
西田幾多郎や清水博の議論を踏まえて知識創生の場について考えます。知識というものはそれが独立して存在し得るものではなく、常に人々によって共有される文脈としての場に埋め込まれた形でしか存在しえないと考えます。勢力とは教養であり、教養とは知識の量ではなく知識を組み立て使いこなすことです。そこに場が必要となるのです。キャリアに勢力を持たせる場のあり方とその活用法を説きます。

5.仕事論
仕事の目的と対価(主として金)について考えます。ビジネスパーソンの仕事は、当然に経営と事業のなかにありますが、その経営と事業の本来的な目的とは世の中に変化をもたらすことであり収益それ自体ではありません。収益は経営と事業が生き残るための呼吸に過ぎず拝金主義は醜いのです。しかしだからと言って清貧主義へと赴くのはダサいと言えましょう。仕事や金と限定的に付き合う方法を説きます。これまでのキャリア開発論には、この「仕事や金と限定的に付き合う」という発想がないのです。

皆さま、キャリア運勢論を一緒に創って参りましょう。
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[2011/08/20 05:01] | 未分類 | コメント(0) | page top
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