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親知らず歯を抜く

いま通っている歯科は、かつて手入れをしていただいた女医(K先生)のところ。

昔、K先生に、親知らず歯は抜こうと言われていました。理由を尋ねると、不要で邪魔ということです(もっと丁寧な説明でしたが要約するとこうなります)。しっかり生えている親知らず歯を思うと(この歯自体に何も悪いところはない)理不尽に思えて、尊敬しているK先生でしたが、歯科に行かぬようにして抵抗した過去があります。

残念にも歯周病対応で再びK先生のところに通うようになって、親知らず歯抜くよ、いいねと迫られて、とうとう覚悟を決めたのです。

47歳にもなって恥ずかしですが、抜歯するのは初めてです。何が怖いかと言ったら、だって口の最奥に丈夫にうわっているあの歯を抜くということが、なんだか生命を奪われるみたいで心が虞を抱くのです。

あら、中々抜けないね、ベロが抵抗してくるわ、先に割って抜くかと鋸のような機具の甲高い音と歯が切られる際に生まれる異様な匂い。部分麻酔しているから痛みはなかったけれど、ほらみたことか、この子(親知らず歯)はまだ生きたがっている、そのような罪の意識も覚えるなど、現実に抜かれてみると身体は実に多くのことを感じるものだと悟りました。

たぶん男性の先生だったら私は気絶していたかもしれません。K先生を信じていたことに加えて、かけてくれる言葉も柔らかいし(「ゆっくり深呼吸しましょう」は効いた)、ゴム手袋をしていても口にあたる手の感覚は女性の指であり、私の怖さを和らいでくれました。

抜歯は終わりました。ホッとしました。
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[2009/12/21 00:10] | ニュース | コメント(0) | page top
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