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追うぞ! 千夜千冊 23夜 『崩壊概論』 エミール・シオラン

アフォリズム(Aphorism)とは日本語で言うと格言にあたると思いますが、人間の生き方、真理、戒めなどについて、簡潔で言いやすく覚えやすい形にまとめた言葉や短い文章のことです。

エミール・シオランは、人生の半分をルーマニアで後半をフランスで過ごした思想家です。彼はアフォリズムや短いエッセイ形式で思索を著しました。

松岡正剛さんは、「ぼくはいつしか未来の予定を語るのが嫌いになっている。いつしか「未来を語る者こそ貧しい」とおもうようになっていた」と書いており、それはエミール・シオランの影響なのだそうです。

私にはよく分かりませんが読んでみました。松岡正剛さんは『崩壊感覚』と表記されていますが指定本には『崩壊概論』とあります。précisは大意とか要約という意味ですから『崩壊概論』が適切だと思います。

私に理解できた箇所はエミール・シオランが1974年に書いた『崩壊概論』の日本語版への序という2頁の文章のみです。ここ読んで後に、その以降に展開されるシオランの思索について、なるほど、こういうのを悲観主義というのかと頷いてしまいしまた。

あかん、まったくついて行けない。とにかく暗い。でもシオランが筋金入りであることはよく伝わってきます。彼が影響を受けたと言われているショーペンハウアーについても少し知りました。

真の知とは、結局、夜の暗黒の中で目覚めているということに尽きている。
(エミール・シオラン)
我々の悲しみのほとんどすべては、我々の他者との関係から湧き出る。
(ショーペンハウアー)
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[2009/12/12 00:10] | 追うぞ! 千夜千冊 | コメント(0) | page top
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