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井村雅代

宇津木妙子さんの時もそうでしたが、語彙は少ないものの(私の観察では、井村雅代さんの方が宇津木妙子さんより語彙数は多い。つまり言葉の力は高いと感じました)、とにかく情熱が尋常ではなく人の心を奮わせます。感動しました!

2006年、シンクロナイズドスイミング中国代表チームの監督に就任してからの2年弱、井村雅代さんが経験なされたことのお話が伺えて時間を忘れて聞き入ってしまいあっという間の90分でした。

・日本を捨て敵国中国代表チームへ赴いた売国奴という非難
・中国代表チームメンバーの身体(脚が桁はずれに長いということ)
・雰囲気を明るくするのに選手にやらせたこと
・なぜ褒めて育てるではなく叱って育てるのか
・中国のチームビルディングと扇の要の機能
・練習こそ生命線であり、限界というのは自分で勝手に決めたこと
・四川大震災時、出身選手たちの号泣と監督としてかけた言葉
・北京オリンピック、デュエットでメダル獲れず、チームで銅メダルで史上初

北京オリンピックのチーム演技の映像が流れ、日本チームを勝ち越し銅メダル(中国シンクロナイズドスイミング史上初)が決まった瞬間は最高の盛り上がりでした。

井村雅代さんの次の言葉は忘れられません。

私は、あの子たちが歓喜に溢れ関係者と喜びあっているときに、その場に一緒に自分がいるのに居心地の悪さを感じた。だから片隅で見守っていた。その時、私はこういう状況を創るために中国へ来たのだ。私は確かな仕事を成したと充実感を覚えた。

その後も続きます。

選手の一人が片隅にいる私を見つけ駆け寄ってきた。その子は、先生のおかげで銅メダルが獲れました。ありがとうございましたと言って、その銅メダルを自分から外して私の首にかけてくれた。そしたら他の選手全員が私のもとに来てくれて、次々に彼女たちの銅メダルを私にかけてくれる。この時ばかりは溢れ出る涙がやまなかった。

指導者たるもの、人を育てることに情熱的であれ。
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[2009/11/26 00:10] | 人物評 | コメント(0) | page top
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