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メトニミー

比喩の最後は、メトニミーです。メトニミーは、2つの事物の外界における隣接性、さらに広く2つの事物または概念の思考内、概念上の関連性に基づいて、本来は一方の事物または概念をあらわす形式を用いて、他方の事物または概念をあらわす比喩のことです。

このメトニミーを分かるのは少し難しいですが、ごく簡単な例を知ることで、少しは分かりやすくなります。

「~くん、テーブルを片付けなさい。」

テーブルと、テーブルの上にあるもの、この2つの事物があると考えましょう。片付けるのは、テーブルの上にあるものです。これを、テーブルを片付けると言って、テーブルの上にあるものを片付けるという意味をあらわしています。

「手が足りないから、手伝って。」

手は、手を部分として含む人間の体全体(つまり一人、二人と数えられる人)をあらわしています。

メトニミーを鍛えるには参照点能力が要諦です。人には、ある対象を把握あるいは指示する際に、その対象を直接捉えるのが難しい場合、別のより把握しやすいもの(これを参照点といいます)を経由して、目標の対象を捉えるという認知能力です。
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[2009/08/31 00:10] | 言葉 | コメント(0) | page top
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