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マタニティーヌード

宮沢りえの『Santa Fe』はとか、そんなもう20年も近く前の話を持ち出すと、おやじ扱いされる今日この頃です。

私は、記念写真を撮るという生活者の基本ニーズを考えるにつけ、なぜヌード市場というのがないのか、以前から不思議に思っていました。ここで意図しているのは、主として男性が性的な興味本位から観る、主として女優などの有名人のヌードではありません。生活者の人生記録として、本人やその家族が記念的に撮るものだとします。

私の回答は、それは、家族に見せる人がいないから。彼や夫には、彼女の実際を見ればよいし、写真として観るニーズは低いでしょう。その他の家族もしかり。

で、もしも、その見せたい人がいるしとしたら、しかも、将来。これが赤ちゃんなのです。そうか、とこの時、マタニティーヌードは市場を創ると直感に至りました。

ところがです。知り合いに、マタニティーヌードの関係者がいて、聴くと、初産のときではなくて、二人目を妊娠した30代の女性が多く撮りに来るそうです。かつ、その関係者によると、写真として記録に残そうと思う根源的なニーズは、その女性たちが、いま身体がとても“女らしい”と感じていて、それを強く意識しているからではないかとのこと。

私の仮説、すなわち、将来のその子に、まだお母さんのお腹にいるときの写真を見せてあげたい、というニーズは支持されていません。それよりか、どうも女性ホルモンが分泌するときに写真を撮って残しておきたいというニーズが生じるという新説を知り、とても学ぶところがありました。つまりこの写真を観るのは、将来齢を重ね“女”を徐々に減退させていく自分自身だということです。

いずれにせよ、マタニティーヌードは一定規模の写真市場となるでしょう。なお、あらためて言うまでもなく、市場は創るものです。これを顧客創造といいます。まずこれをビジネス成らしめる構想を練り活動する事業者が出てくることを期待します。
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[2009/06/25 00:10] | プロジェクトラーニング | コメント(0) | page top
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