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グラン・トリノ

何も考えずに、ゆっくり良質な映画を鑑賞したい人には、この作品はうってつけかもしれません。私もそうしました。たまたま空いていた日曜日の午後に。

ですが、どうもこの映画を、いかに讃えてよいのか、それが私には思いつかないのです。多くの方々のブログで 『グラン・トリノ』 のストーリーや感想が紹介されているので、私も同じことをしても意味が薄いと思うし、だからといって何かまったくオリジナルの感想がある訳でもないのです。

クリント・イーストウッドの演技にすべての価値は宿っていそうです。この俳優が図抜けた器量を発揮していることは誰もが認めるところでしょう。演じる個性は、怒れる老人です。この老人(ウォルト・コワルスキー)は孤独で、朝鮮戦争時に使用されたM-1ライフルとフォードで働いていた時の名残であるグラン・トリノだけが友であるかの様に生きています。

映画に素人ながらとても安上がりの作品だと思いました。だって、クリント・イーストウッド以外に名優がいないもの。シンプルで質素な作品ですが、古き時代の名残を惜しむアメリカの鎮魂歌的作品だと思うと、心にぐっときます。

ギャングらはコワルスキーに対して一斉に発砲、射殺し、その場で検挙されます。このとき既にコワルスキーは自宅を教会へ寄贈すること、グラン・トリノはタオに譲るよう遺言していたのです。

とくに涙は流れませんでしたが、心にしみいるものはありました。






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[2009/05/24 00:10] | 映画 | コメント(0) | page top
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