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イケてる白衣

クラシコ という会社があり、この事例は、大いに関心しました。3点ほど気づいたことを述べます。

まずネーミング。イケてる白衣、いいですね。かっこいい白衣という意味ですが、クラシコ は、イタリアの高級スーツを仕立てる技術で白衣を製造・販売しています。やや細め、丈が短め、胸に内ポケットの3点を重視したデザインのようです。

次に、この事例はとてもプロジェクトラーニング的です。どういうことかと言いますと、医師や先生にお礼をしたいが何がよいか迷うというユーザーの声に耳を傾けたことです。

病院にお世話になれば、誰もが慮ることができると思いますが、“ありがとう”の気持ちが生まれるものです。昔は、医師や看護師などにお金を包んでいたものですが、今ではそういうのは表だってはできません。だけど何かで“ありがとう”を伝えたい。手術や重い病で長期の入院となった場合はなおさらです。だけど、菓子や果物の類ではありふれているし。

そういうユーザー(この文脈では患者さん)の迷い心を探索したのが クラシコ の立派なところです。そして見つけた解が「白衣を贈ろう」となったのです。高級感のある白衣は贈答用として見劣りしないどころか、斬新な発案で、届けられた医師などには驚きとインパクトがもたらしますね、きっと。

最後に、逃げられないなかに掘り下げていく深みと工夫が生まれるということでしょうか。“逃げられない”というのがキーワードです。いま白衣の話をしていますが、他の例として喪服があります。こちらは、黒という色から、そして弔事ということから“逃げられない”。私の知人に、その喪服に斬新に斬り込んでまったく新しい喪服のコンセプトを提案している人がいます。

今回の白衣もまったく同じ構造です。白という色から、そして医療関連施設や実験施設でということから“逃げられない”のです。そういう制約をうけるなかで、イケてる喪服や白衣を考えだすということが、実はこれまでにない着想を得る近道なのかもしれません。

クラシコ のイケてる白衣に拍手です!





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[2009/05/20 00:10] | 新しい発見 | コメント(0) | page top
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