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略図的原型

略図的原型という言葉を覚えました。人間の知覚が経験的に積み上げたもの、これが定義です。我々が対象を「らしさ」「めいた」「ぽい」と認識するのは、頭の中にあるこの略図的原型が動いているためです。

松岡正剛さんによると、略図的原型は3種類あるのだそうです。

①ステレオタイプ(典型性)
一般的には、行動様式やものの見方・態度や文章などが型にはまって固定的であることとネガティブに使用しますが、ここでは、好きな食べ物は何かと聞かれ、海鮮丼とか、懐石料理といった典型例を出して答えるときに、頭に浮かぶモードを言います。

②プロトタイプ(類型性)
概念の類型のことです。例えば、校倉造りという言葉を聞いて、三角、四角、あるいは丸太の断面の木材を水平に積み重ね、角の部分でかみ合うように交差させて壁体を構成する工法のことだと知っておりイメージが浮かぶとしましょう。そういう一般化できる概念としてのモードを言います。

③アートタイプ(原型性)
例えば、誰が書いても、子供の絵というのは見ればすぐわかります。また、クロード・モネ、ポール・セザンヌ、ピエール・ルノワールに代表される印象派の絵画は、それらの細かいことを知らずとも、見せられるとなんとなくわかります。このように、意識や感情の奥にあるモードを言います。

情報の収集術その5として、この略図的原型を用いて、新たな情報を取り出すことができます。

例えば、オーケストラをイメージして、オーケストラらしい食べ物として「幕の内弁当」を、オーケストラぽい人物として「オバマ大統領」を引き出せます。





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[2009/05/07 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
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