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植物工場

植物工場についての報道は、決まって工場数の少なさを指摘します。いわく農林水産省によると、植物工場は全国で約50ヶ所が稼動しているが、政府目標は3年間で150工場への拡大を目指す考えだとか。

そして、PRされるのは、これも決まって葉物野菜です。レタスが一番多いかもしれませんね。そのような中、調べてみるとイチゴが植物工場で生産されていることを知りました。

さて植物工場の価値とは何でしょうか。

4月に入ると、イチゴ狩りシーズンです。天候に左右されず需要の多い春休みに照準を合わせ、しかも大量のイチゴを確実に実らせる。そのために、植え付けから短期間で実が出荷できる苗を開発する(いまでは約2ヶ月と言われています)、ハウス内の二酸化炭素濃度や発光ダイオード照明の管理技術を駆使するなど、工夫が施されています。

WBCで放送されていた、白鳥イチゴのケースは、とても賢いケースだと思いました。

大阪のイチゴ研究者、泰松恒男農学博士が10年前に開発した品種です。しかし今はイチゴの収穫期のはずなのにハウスの中は花ばかり、なぜ実がなっていないのか? 泰松博士いわく、6月から11月ごろに出荷したほうが経済的に有利だからとのこと。イチゴの生産時期は12月~5月。だが夏でも需要が高く3倍以上の値がつくのだそうです。

よく考えれば、イチゴの需要は、少しでもプロジェクトラーニングをすると、夏にも多くあることは自明です。ケーキとかチョコレートとの相性も良いですし。

植物工場が、将来の食料不足解決の鍵となり得るとか、そのような大袈裟なことを言う前に、白鳥イチゴのように単純に時差(需給のアンバランス)で儲ける(もちろん先進技術が活かされていることは承知しています)など、ビジネスシステムの基本設計をしっかり考えたらいかがでしょうか。





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[2009/05/01 00:10] | 価値ある商品 | コメント(0) | page top
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