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百寺観音巡礼とフロー体験

神戸大学で人勢塾という産学協同プロジェクトに参加しているのですが、つい先日のミーティングで「フロー」がテーマに挙がりました。このプロジェクトの趣旨は、ポジティブ心理学の知見を人材マネジメント施策に活用していくことを考えるというものです。「楽観性」「感謝」「強み」「自己実現」「挽回力」などのテーマで互いに研鑽しています。

さて「フロー」といえば、ミハイ(M)・チクセントミハイです。15年前に読んだのですが 『楽しむということ』 は、装丁が新しくなって 『楽しみの社会学』 新思索社 という本になっていました。フローというのは、オートテリック(≒自己目的的という意味)活動のことで、楽しさが大切な報酬となっているものです。

金井壽宏教授が、仕事のフロー経験に入る前に、趣味でフローを体験したことはないかと問われたので、恥ずかしながら(未だ自身の年齢にそぐわないのではという心理ですが)、いまやっている百寺観音巡礼の話をさせていただきました。坂東の三十三寺、西国の三十三寺、そして秩父の三十四寺をあわせて「百寺観音巡礼」というコンセプトがあり、それを昨年から3年計画(たぶん5年かかると思います)で巡礼しています。

タスクとしては、札所のお寺にお参りした後に、納経帳に墨で寺名などとご朱印をいただく(余談ですが、どのお寺も300円)というものですが、これを百寺やる訳です。私にとっては、まったく自己目的的活動です。しかも観音様は秘仏とされている寺が多く現地で拝めないのです(中には公開されているところもありますが)。ですが、“仏の空間”に入ると、例外なしに心が洗われます。

プロジェクトラーニングの精神は、行動し社会に対し働きかけるというものです。私は、百寺観音巡礼を通して、フロー体験をしつつ、プロジェクトラーニングの原点を感じ続けています。





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[2009/04/02 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
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