FC2ブログ
無駄学

無駄学を提唱している西村活裕さんの話を聞かせていただきました。まだ若い方なので言葉遣いに物足りないものを感じましたが、無駄を学問しようという姿勢には大いに習うところがあります。

無駄とは、
ある目的をある期間で達成しようとするとき、最適な、もしくは予想上のインプットとアウトプットの差益により、実際の益を小さくしてしまう要因
と定義されます。

いくつか面白い話はあったのですが、私の心に残ったのは、無駄を出さない人には代表的な次の2つの力があるとの指摘です。
①サキヨミ(時間)
②辺縁視野(空間)

よくよく考えれば、①も②もごく簡単なことです。

都内の複数の場所を訪れる必用があるとしましょう。事前に、乗り継ぎを調べておく、地下鉄などの時間を確認しておく。そうしておくだけで、そうしなくてその時を迎えた時と比べると無駄を省いています。

中心視野との対比で辺縁視野と言いますが、要はその場の状況を広く見渡しておくということです。小売で一つのレジに長い行列が出来ているのを見て、他の店員に合図を送り他のレジに客を誘導させるなどでしょうか。

よく生活や仕事をする人は、時空を越える能力を持っている。
[2009/12/16 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
一朶の白い雲

「坂の上の雲」の放映が始まったと思ったら昨年中に終わってしまいました。

今年と来年、おそらくは12月に、毎年5話程度が放映されるらしい。当初3年に渡り放映されるとの宣伝だったので、何と長いドラマかと思ったら、こういう構造なのかと知りました。

何でやねん。一気に15話を連続して放映してよ NHK と、一瞬思ったものの考え直すと、日本人には12月は特別なのだとはたと気づきました。

有名な一文、あとがきに再読すると、

楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。

このこと3年に渡り、心に沁み入らせよ。そう教えていただいているのです。
[2009/12/06 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
ルビコン川

紀元前49年、ユリウス・カエサルは軍隊を率いてルビコン川を渡り、当時ローマを支配していたポンペイウスに対し宣戦布告したと言われています。

有名な言葉である「賽は投げられた」は、次のような状況をあらわしています。

ローマに攻め入る決意を固めたカエサルにとって、ルビコン川を渡りローマの中心部に攻め入れば、もう引き返せないことは分かっていた。カエサル軍がローマを奪取するか、ポンペイウスが彼らを全滅させるかのどちらかです。

ルビコン川(またはルビコン川を渡る)という言葉は、「賽は投げられた」状態という意味で使われていますが、大事なニュアンスは、窮すれば通ずとも言われますが、もはや変えることのできない流れのなかで強靭な意志を持ち事態を打開していく姿勢と行動ということではないでしょうか。

「ユリウス・カエサルの意欲(モチベーション)は最も高まった」と表現したら、なんとも絞まりのない文章になってしまいます。

意志と意欲はこれほど異なるのです。
[2009/10/13 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
寿ぐ

ことほぐ、と読みます。

60歳 還暦
70歳 古希
77歳 喜寿
80歳 傘寿
88歳 米寿
90歳 卒寿
99歳 白寿
108歳 茶寿
111歳 皇寿

還暦まであと14年
米寿までは生きるぞ!
[2009/09/14 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
パティーナ

パティーナとはラテン語だそうで、日本語でいうと風合いという意味に近いです。しかし、風合いという言葉は、狭義には、主として織物の触った感じや見た感じを意味しているので、どのような感じなのかをあらわしてはいません。

年月を経るごとの奥深しさを感じる風合い、こう言いなおした方が、パティーナという言葉をうまくいいあらわせていると思います。

さて、このパティーナですが、いまデザインとして熱い視点が注がれています。

仕事で灘を歩いていまして、神戸酒心館というところで、酒袋として使われていた布から作られた小銭入れを買い求めました。パティーナを感じました。酒袋というのは、酒を絞る時に使われる綿の布の事ですが、大糸を荒めに織った手織木綿に柿渋を塗るという工夫がなされています。ほんと渋いんです。写真を掲載します(この画像だとちょっと伝わらないかもしれませんが)。

090910_040338.jpg
[2009/09/04 00:10] | 古典の智恵 | コメント(0) | page top
<<前のページ | ホーム | 次のページ>>