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松岡正剛・目次録
松岡正剛さんがときたま言及している目次録について、なぜか私のところに問合せがきます。問い合わされても、その目次録とは何かについてよく知りませんので何ともお応えできないでいます。

本家の千夜千冊は現在1394夜まで来ていますが、松岡正剛さんはその目次録とやらを来年半ばまでには公表すると述べられています。なんでも「離」の演習を修了した方々がその公表にむけて準備されているようです。ですので目次録というのに関心のある方はイシス編集学校へお尋ね下さい。私は「離」を修了していませんので詳しいことは何も存じません。

私が松岡正剛さんより頂いた資料にも目次録とタイトルされたものがありますが、それはどういうものかと言いますと、部と章と節の3階層からなる百科事典のインデックスみたいなものです。ただそれだけのものです。

「離」のときは、このインデックスの一部に「イノベーションの役割」という個所があって、その箇所のインデックス仔細(仔細と言ってもキーワードどまりでしたが)を見て、あるまとまった文章を作りなさいと指示されて、その文章を拵えて提出しました。

そこから推察するに、目次録というのは、松岡正剛さんがお考えになっている知の体系みたいなものだと思えば良いのではないでしょうか。そのインデックスが「そこから数百万冊の本の目次に自在に出入りできるようになる」と書いてありますから、世にある本とつながりを持つものなのでしょう。
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[2010/12/14 23:36] | 編集技術 | コメント(0) | page top
好色一代女

「好色一代女」は、井原西鶴作の浮世草子で1686年刊だと言われています。この作品を一人芝居する演劇(劇団ショーマンシップ・原田梨絵子)を観て来ました。

多くのことを感じましたが、頭に浮かんだのは、これって「嫌われ松子の一生」(私は原作も読み映画も観ています)と同じじゃないのということでした。

ふと気づいたことは、物語は構造だということ。山田宗樹という作家は、何もかもがオリジナリティではなくて、(どう考えても)井原西鶴「好色一代女」を意識して「嫌われ松子の一生」の物語を創ったのだと思われます。
※念のためですが、構造が同じであるだけで話は異なるので、その意味では、「嫌われ松子の一生」はオリジナルな作品です。盗作だとか言っている訳ではありません。

じゃあ井原西鶴はオリジナルなのか? 確認のしようがありませんが、私が思うに、きっと何か意識する“物語構造”が先(過去の先例)にあったのでしょう。

物語は構造で、その構造が狭義のオリジナリティだとすると、そういうオリジナリティは世にさほど多くはなくて、大概の物語は構造を同じくして話を新しくこしらえたものだと学びました。

なるほど、こういうのを編集術というのかと目から鱗が落ちるようでした。
[2009/12/28 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
物語5

5.ライフ

神経指令で、異物が、自分たち血球が好物だと知ったので逆手にとってやるつもりだ。かつてバクテリオが収集していた特殊なウィルス抗体を使うことに決めた。

封鎖した格納庫を空け、その前で皆と共にウィルス抗体を身体に注入して仮死状態となってみせた。異物は予想通りに反応したようだ。いま自分たちを食い千切っている。

うっすらとしか記憶がない。でもわかる。異物はしばらくして苦しみ始めたようだ。動きが止まった。増殖の止んだ異物から新しい生命を持つヘモグロビンが生まれた。そこには魂が宿っていた。ヘグリーの記憶が徐々に蘇ってきた。尊い生命は守られるべきだ。

どのような未知のカルパインに遭遇しようとも、生命は永遠だ。ヘグリーの魂は誓いを新たにした。
[2009/12/27 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
物語4

4.ジレンマ

午前中にボリーが恐る恐る他基地から積んだ老廃物セルを見に行ったところ驚くべき事態となっていると報告してくれた。どのセルも容器が解けている。しかも死滅している筈の老廃物が細胞増殖を始め動いているというのだ。ヘグリーは直ちに格納庫全体を封鎖する。

「これは大変なことです。ヘグリー、本船から格納庫を放出しましょう」トロン、ロンバート、ボリーが口を揃えて主張した。そうすれば自分たちは助かる。だがやがて格納庫は溶けて増殖細胞が暴れ出てマザーの生命を危篤に陥らせるではないか。ヘグリーは悩んだ。一方、エリスロサイト号は強固な細胞からできており船内なら増殖細胞は閉じ込められる。しかしその場合は自分たちの生命はないだろう。絶体絶命である。

マザーの生命が大事か、それとも自分たち生命が大事か、今どちらの生命を選択するべきか、赤血球の全員が覚悟を迫られていた。辺りが静かになった。マザーの生命の躍動が聞こえる。そして自分たちの鼓動と共振している。ヘグリーの心は固まった。マザーも自分たちも生命だ。どちらも生かす。いや生きる!ヘグリーがそう覚悟したとき、異物に特殊抗体を食わせ細胞増殖を封じ込めるアイデアが浮かんだ。
[2009/12/26 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
物語3

3.エビル

「なんてことなの! 船長、非常事態だわ」ヘグリーは叫んだ。バクテリオにはさっき搬入した老廃物は何なのかと問い詰めた。「死滅した細菌のようでしたし見た感じ美しい形をしてました。早く標本室に置きたいです」バクテリオがそう答えるのを聞き、本当に血小板であるのか不信を感じた。

セキガもショックを受けたようだ。しばらく部屋で対策を練ると言い残しその場から去った。ヘグリーの苛立ちは頂点に達していた。翌朝未明セキガが殺されているのが発見された。アンの時と同様に身体が食い千切られていた。それを見たヘグリーは自ら船の指揮を執るしかないと悟った。エリスロサイト号は常に骨髄から神経指令を受け航行している。船長室に神経指令パネルがありへグリーはそれを覗き込むと驚くべきことが書かれてあった。心臓が震え上がった。

神経指令XNO.0055
細胞S-2793基地で老廃物セルを積み入れその異物を脾臓まで運べ。ただし異物(コードネームはカルバイン)は危険物取り扱いとなる。エリスロサイト号には特殊ウィルスをバクテリオという名で忍ばせてある。バクデリオに対処させよ。なお異物の好物は血球であるため船員が異物の餌食になってもやむを得ない。

「見たな!」後ろからいきなりバクテリオが襲い掛かってきた。ヘグリーが悲鳴を上げた。ボリーとロンバートが駆けつけてくれた。そしてバクテリオをこん棒で粉々に叩きのめしてくれた。
[2009/12/25 00:10] | 編集技術 | コメント(0) | page top
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